ワンコの気持ちや思いがわかったら良いのに・・・
私は小さい頃から犬や猫をはじめとした動物が大好きで、言葉を話さない彼らに想いを馳せてはそんなことを考えることがありました。
2021年の4月に我が家に保護犬としてやってきた華と暮らすようになって、さらにそう思う機会が増えた気がします。
我が家に保護犬がやってきた!名前は華
2021年4月、元野犬で生後4ヶ月ごろに保護された華を私の両親が譲渡会で貰い受けました。
うちに来た時点では生後5ヶ月くらいになっていたのかな。
それまで実家で飼っていた犬は私が高校生の頃にペットショップでご縁があったシーズー犬。
その子が天寿を全うしてからもう10年以上経ちます。
父親はずっと「犬を飼いたい、飼うなら保護犬を」と言っていました。(保護犬をと言い出したのは私の影響だと思いますが)
仕事を定年退職し、おそらく年齢的にも最後のチャンスとなる父の希望で
PAK(Paws Adoptionかながわ)さんの譲渡会に行き、そこでご縁があったのが華です。
私はその譲渡会には行かなかったのですが、後にこの子に決めたと言われた時、正直
えっ!元野犬で中型犬?大丈夫?と思ったのを覚えています。
なぜなら我が家は全くの保護犬初心者。ただでさえ難易度が高いイメージがある保護犬です。
中型犬も飼ったことなければ、和犬も飼ったことがないのに、、、野犬?
飼うなら次もシーズーが良いと言っていたので、本当に意外でした。
名前は私の姪っ子が華と名付けました。
育児初体験(?)の父
子犬を飼うのって本当に大変ですよね。
トイレトレーニングはずっと張りついて、おしっこしたそうなそぶりがあれば急いでトイレに連れて行き、できたら褒めて、ご飯は3回。
お散歩も最初はうまくできません。
なんでも上手くいかないのが当たり前。
先代犬の時ほとんどその局面に関わっていなかった父は、実質今回が初めてのわんこの育児です。
かなり手こずっていました。
怖がりな元野犬の華は、ご飯の器も怖がる、おやつを入れたコングも怖がる、おもちゃも怖がる。
ちょっとした物音や大きな声も怖がる。
散歩に行けば停まっている車ですら怖くて動けなくなってしまうという状態でした。
なかなか自分の思い通りに動かない華に、父が怒ってしまうことが少しずつ増えてきました。
華を返すと言い出した父
中でも1番父を困らせたのは、華がご飯を食べないことです。
正確にいうと、食べる日と食べない日があるという事なのですが。
先代犬のシーズーは食欲旺盛で、自分のご飯はもちろん、食卓に並べてある人間用のご飯も目を盗んで食べてしまう食うくらいの子でした。
なので父にとってはご飯を食べないことがあるワンコがいるなんて信じられないことのようでした。
どうにかして華にご飯を食べさせようと色々工夫するも、食べない日はガンとして食べない華に、日に日に父は強くあたる様になりました。(暴力を振るうことは決してありませんが、大きな声で怒る)
華がご飯を食べないと怒るのです。
私は何度も「お腹が空けば食べるんだから食べない日があっても大丈夫だよ。体重も増えてるし」と言いましたが、父にはあまり届いていないようでした。
そしてついにある日
こんな犬もう知らねえ 返す
と言い出したのです。
私、ブチギレる
なるべく手出ししないように父の思うように、と見守る姿勢でいた私も流石にこれは!となりましたよね。
普段からまめに華のお世話をする父を見ているので、本気で言っているわけではない事はわかっています。
ですが、間違ったことをしていたら正すのが家族としての愛情だと思いますし、何より華がかわいそうです。
華の前でそんなことを言ってほしくなかった。
ワンコを、命をなんだと思ってるんだ!70年も生きてきて何やってんだ!華はまだ生まれて数ヶ月なのに!
そんな感じで言い合いしている時も、華はいつもと違う様子の私を心配して、私に鼻をツンツン当てたりしてきていました。(かわいい)
華は何にも悪くないよ!!
それでもご飯を食べない日がある華
元々怒ってはいけないというのは頭ではわかっていたのでしょうね。
その後も父はきちんと毎日華の散歩やお世話は続けてくれていました。
毎日12km程お散歩に行き、お散歩に行った後は30分くらいかけて体を拭いたり歯のケアをしたり。
そもそも怒ってしまうのも、ちゃんとやらなければという思いが強く出てしまうのが原因だと思います。
それからはさらに怒らないように気をつけるようにしていて、その点は本当にありがたく思いました。
おかげで華にはたくさんの犬友達ができて毎日本当に楽しそうにお散歩に行っています。
華が毎日お散歩で歩く距離は12〜13km。人間からするとお腹が空かないわけはないと思うのですが、
やっぱり食べない日は食べない。匂いを嗅いで終わり。
匂いすら嗅がない日もあります。
父はご飯をあげないと虐待している様で居心地が悪いと、それだけが本当に悩みの種のようでした。
その焦りからかご飯を食べないとつい
「食べなさい」と怒ってしまうことがある。
そんな自分のことを華は怖がっているのではないかと心配していました。
そんな時にワークショップの生徒さんから、ユッキー先生のアニマルコミュニケーションの話を聞いて華の気持ちを代弁してもらおうと思ったのが、今回のきっかけです。
私は、華がご飯を食べない日があることについてはそれほど心配はしていませんでした。華 太ってきているし笑
ですが父のこともあり、こういう形で華から聞き出して父に伝えることにより、父の気持ちを軽くできるのかもしれない。
何より保護犬初心者の我が家に来て、華は幸せでいてくれているんだろうか。
父のことはどう思っているのか。
一緒に暮らしている私や猫たちのことはどう思っているのか。
などが聞きたくてゆっきー先生のイベントに参加させていただきました。
②へ続く
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